釣りと釣具を楽しむ

お気に入りの釣具で家族と楽しむ釣り

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

こんにちは、新たまです!

今日は、ダイワのバスロッド ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17のインプレを書きます!

 

 

 

1. 概要、スペック

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

「疾風」とは、1997年に村上晴彦さんプロデュースモデルとして最初に登場した「ハマスペシャル」の後継モデルであり、ハートランドの中核をなすモデルとなっています。

 

疾風シリーズには派生形も含めて数々のモデルが存在しますが、この中で白疾風 07モデルから10年ぶりに登場したMHパワーモデルが疾風七四 MH AGSです。

 

  • 疾風(671HRB-SV)
  • 疾風七弐 type W(721HXHRB-SV 09W)
  • 疾風七弐 type E(721HRB-SV 09E)
  • 疾風七弐 M AGS(721MRB-SV AGS25)
  • 疾風七四 MH AGS(741MHRB-SV AGS17)
  • 疾風七伍 AGS(751HRB-SV AGS19)
  • 疾風 琵琶湖スペック(742HRB-SV12)
  • 白疾風 04モデル(691HMHRB-04)
  • 白疾風 07モデル(691MHRB-07)

 

疾風七四 MH AGSのスペックは下記のとおりです。

 

  • 全長(m):2.24
  • 継数(本):2 ※バットジョイント
  • 仕舞(cm):193
  • 自重(g):147
  • 先径/元径(mm):1.7/12.9
  • ルアー重量(g):7-21
  • 適合ラインナイロン(lb.):8-20
  • カーボン含有率(%)100
  • 搭載機能:ESS、AGS、SVFコンパイルX、X45、3DX、V-ジョイント

 

 

 

2. デザイン

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ハートランド フラッグシップモデルには通称「赤モデル」と言われるロッドが多数存在していますが、疾風七四はハートランド20周年記念モデルということで、初めての「赤モデル」として登場しました。

 

過去の疾風シリーズのデザインを踏襲しつつ、赤を基調とした艶やかなデザインとなっています。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ブランクス全体はワインレッドのグロス仕上げで、ブランドロゴ部は鮮やかな赤のグロス仕上げとなっており、バット部の飾り巻きも赤を基調としたカラーリングになっています。

 

紫を基調としたカワスぺESSや、赤紫を基調としたリベラリストよりも、さらに艶やかな色使いとなっています。

 

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

シマノのワールドシャウラ(スーパーレッドモデル)も、とても鮮やかな赤を採用していますが、ハートランドとはまた異なった印象でどちらも非常に質感の高い仕上がりだと思います。

 

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

グリップは最近では珍しいEVAストレートグリップが採用されています。

グリップ長は実測でリールシート後端より約275mmとなっており、カワスぺESSやリベラリスト 763M+RSB-23よりも少し短めとなっています。

 

このグリップ長は、スイムジグを巻く時などはグリップエンドを脇に挟んで操作しやすく、逆にジャークベイトの操作もギリギリできるという絶妙なセッティングになっています。

 

グリップ素材はその他のハートランドと同様に硬質なEVAが採用されていますが、EVAのカラーは一般的なブラックではなく、ワインレッドのブランクスカラーに合わせて濃いブラウンが採用されています。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

リールシートは、ハートランド フラッグシップモデル伝統の幅広タイプが採用されています。リールシート上面はうっすら赤く見えるシースルー仕上げとなっており、リールシート下面はグロスブラック塗装となっています。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

この幅広タイプのリールシートはシマノ製リールのボディと干渉して搭載できないケースが多く、本来は20メタニウムなどのリールは搭載不可能ですが、リールシートの側面を削って20メタニウム、19アンタレスを搭載できるようにしています。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ワインディングチェックにはレッドのメタルパーツ、フォアグリップにはガンメタのメタルパーツが用いられており、質感も良好です。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

またバット部にはフックキーバーが備わっています。

デザイン的にフックキーパーを装着したくない!という方には、とてもありがたい心遣いですね。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

グリップエンドには、ハートランド伝統のメダリオンが装着されています。

疾風七四の場合は、ハートランド20周年記念モデルということで「20th Anniversary」と刻印されています。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

バットジョイント式の2ピースを採用しており、センターカット2ピースと比較すると姉妹寸法がかなり長いものの、バットジョイントのおかげでなんとか保管や移動ができています。

たかが31cmのサイズダウンですが、意外と取り回しに大きく影響しています。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ガイドはハートランド フラッグシップモデルの特徴であるAGSが採用されています。

2017年モデルの疾風七四からは第二世代AGSとなり、第一世代AGSよりもさらに小型・軽量化されています。

 

非常に軽く硬いため感度が良いそうですが、金属製のガイドフレームと比較すると破損しやすいようですので、取り扱いには注意が必要です。

 

トップガイドのみチタンフレームガイドとなっています。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ガイド数は11個と多めで、バット側の3つがダブルフットガイドとなっています。小径・多点ガイドでバットガイドがリールシートに近いセッティングは、実にハートランドらしいと感じます。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ロッドケースについては、SVFコンパイルX採用モデルということでブラックの布地に赤い文字が印刷されたソフトケースが付属します。ロッドケースからも他のハートランドとは違う特別なロッドという雰囲気が感じられます。

 

ロッドケースの中は、ブランクス収納スペースとグリップ収納スペースの2つに分かれていて、ブランクスとグリップが干渉することなく収納できるようになっています。

 

 

 

 

3. 使用感

手に取った印象、ベンディング

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

手にした瞬間はハートランドらしい重みを感じましたが、カワスぺESSやリベラリスト 763M+RSB-23と比較すると、かなり軽くてシャキッとしたフィーリングです。

 

テーパーはレギュラーファーストという印象で、硬さとしてはティップはM~M+、ベリー・バットはMHという感じで、全体的には結構硬い印象ですが、ティップは割と繊細な操作もできるという印象です。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

キャスト

4.5g、6.5g、9g、12g、17gのラバーシンカーでキャスト感を確認しました。

 

リール

20 メタニウム HG

ライン

高比重PE2号 + フロロ12lb(20mロングリーダー)

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

4.5g:✕

ロッドがほぼしならず、キャスト困難。

 

6.5g:△

ロッドのしなりが小さく、ややキャストし難い。

 

9g:◯

それなりにロッドのしなりが得られ、キャストできる。

 

12g、17g:◎

十分なロッドのしなりが得られ、快適にキャストができる。

 

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

超高弾性カーボンのSVFコンパイルXを採用しているためか、全体的にかなりシャキッとしていて、鋭いキャストフィーリングだと感じました。

 

そのため慣れないとルアーウエイトを乗せにくく感じますが、慣れてくると小さな入力でもしっかり反発して楽に飛ばしてくれます。

また、うまくフルキャストできた時はリールが甲高い音を立てて、ルアーが弾け飛んでいきます。

どんどん次のキャストをしたくなってしまって、すぐにルアーを回収してしまうほど、挑戦的で魅力的なキャストフィーリングだと思いました。

 

ハードルアーの使用感

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ワンテン(約14g)

ロッドパワーがマッチしていて、タダ巻き・ジャークともに快適でした。

 

ただレングスが7フィート4インチと長めなので長時間の操作は疲れそうだと感じました。またグリップ長も長めなので、若干グリップエンドが邪魔にも感じますが、慣れれば問題はなさそうです。

 

G.C.ミノー 89SP(約8g)

こちらはロッドパワーが若干勝っている印象ですが、タダ巻き・ジャークともに快適でした。

 

スティーズシャッド 60SP EXDR(約7g)

MHでありながらティップが繊細なので、使えなくはないという印象で、ゆっくりテロテロと引くと良さそうです。

 

Dゾーンフライ ダブルウィロー(約11g)

ブレードの振動が非常によく伝わり、快適に使用できました。

 

TDプロズバイブレーション(約14g)

適度なティップのしなりで、振動が非常によく伝わり、快適に使用できました。

 

スティーズペンシル 75F(約11g)

MHパワーながら繊細なティップのおかげで、ペンシルベイトの操作感も良好でした。ただやはり全長が長いので、長時間の操作では疲れを感じると思います。

 

ソフトルアーの使用感

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

ラバージグ7g + バルビュータ3.5インチ

ボトム感度が良好で、ロッドが軽くて硬いのでボトムパンピングもやりやすいです。

 

ラバージグ5g + ビビビバグ3.2インチ

こちらも非常に使いやすく、操作感としてはむしろこちらがベストではないかと思いました。

キャラメルシャッド3.5インチを付けたミニスイムジグも使ってみましたが、ラインを弛ませながらのスローリトリーブがとてもやりやすく、「専用ロッド?」と思ってしまうほどの使いやすさでした。

 

沈み蟲 3.2インチ、2.6インチ

こちらもボトム感度が良好なので、使っていて非常に楽しいです。

ロッドがシャキッとしているのでボトムジャークの操作もしやすいです。

 

ドロップショットミノー3.4インチ ヘビーダウンショットリグ7g

MHパワーでありながら、軽くてシャキッとしているので、繊細な操作もある程度できました。

 

 

ハードルアー/ソフトルアーともに幅広いルアーを扱うことができるので、かなりバーサタイルな特性になっていると感じました。

 

 

 

 

4. 最後に

ダイワ ハートランド 疾風七四 MH AGS HL 741MHRB-SV AGS17 インプレ

 

所有欲を満たしてくれる美しく艶やかなデザインで、しっかりとした硬さがありながら繊細な操作にも対応する、至高のバーサタイルロッドだと感じました。

 

正直なところ、使い手を選ぶ超高弾性ロッドではありますが、「是非とも使いこなしたい!」と思いました!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

それではみなさん良い釣りを🎣